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自分も相手も楽になる”言葉の癖の治し方”【交流分析】 

口癖の治し方 会話術

前回の記事では、相手に合わせた4つのスタイルについてお話ししました。

伝わる【タイプ別】相手の会話スタイルに合わせる会話のコツ

しかし私の場合、実践しようとすると、つい無意識に出てしまう「いつもの口癖」が邪魔をすることに気づいたのです。誰でもそんな口癖をもっているのではないでしょうか。

言葉の「接頭辞」に隠れた自分のクセ

私の場合、それは一日中使っている「すみません」という接頭辞。また、家族に対して不満がある時に、つい言ってしまう「なんで?」という言葉でした。

これらは、私の心が無意識に選んでいた「反応のクセ」です。特に女性においては、同じような接頭辞を使っている方、多いかもしれませんね。

それは交流分析的に考えると、どんなタイプかというと。。

私と同じような接頭辞の口癖がある方に、きっとお役に立てる会話術です。

今回は、交流分析(エゴグラム)を通して学んだ、自分を楽にする言葉の選び方をご紹介します💛

Part 1:私の中にいる「5人の自分」

交流分析では、心の中に下記5つの状態があると考えます。

  • CP(厳しい親): 「ちゃんとしたい!」という責任感。
  • NP(優しい親): 「助けてあげたい」という思いやり。
  • FC(自由な子供): 「わぁ、すごい!」というワクワク感。
  • AC(順応した子供): 「嫌われないかな?」という顔色伺い。
  • A(大人): 「冷静な分析と事実の提示」

例えば私の診断結果は、驚くほど極端。私は、優しさや気遣いが強い反面、冷静に事実だけを伝える「大人(A)」のスイッチが、意識しないとオフになりがちでした。

時々出会う「ズバッと短くものをいう人たち」を「もどかしく」させていた正体は、私の「大人スイッチ」不足だったんですね。

Part 2:魔法の言葉「すみません」を封印する

例えば、何か言葉を発する前につい「すみません」。そう言ってしまうことはありませんか?

それは、自分を低く見せることで波風を立てないようにする「順応した子供(AC)」のサイン。これを「大人の言葉(A)」に翻訳すると、

  • 「すみません(謝罪)」→「ありがとうございます(感謝)」
  • 「すみません、私の意見ですが」→「私の意見を伝えます(事実)」
  • 「すみません、今いいですか?」→「相談があります。5分いいですか?(要請)」

「すみません」を飲み込み、一秒待ってから「事実」を話す。これだけで、会話の主導権が自分に戻り、相手に信頼感や安心感を与えることができるようになります。

Part 3:家族への「なんで?」を「リクエスト」に変える

また、一番甘えられる家族に対して、私は「なんで片付けないの!」「なんでやってくれないの!」と、「なんで?」を「非難の武器」として使っていました。

しかし、「なんで?」と言われた相手は、防御態勢に入り言い訳を始めます。これが会話を「もどかしいループ」に引き込む 最大のの原因でした。これを「大人(A)」の視点で書き換えてみると..。

下記のように「非難」を「事実+リクエスト+提示」に変えることが可能です。

  • 修正前: 「なんで靴下が脱ぎっぱなしなの!」(非難)
  • 修正後: 「靴下が脱ぎっぱなしだよ。洗濯機に入れてくれたら洗っておくよ。」(事実 + リクエスト + 提示)

感情で責めるのではなく、「事実」と「どうしてほしいか」に分解して伝える。これが家族、そして職場での「もどかしさ」を解消する鍵です。

結論:自分を客観的に見るという、新しい「優しさ」

自分の口癖を分析してみて気づいたのは、これまでの私は「相手のために」と言いながら、実は自分の感情(罪悪感やイライラ)に振り回されていただけだったのかもしれません。

「大人のスイッチ(A)」を入れることは、冷たくなることではありません。 

感情と事実を切り離し、相手が最も動きやすい「情報」を届けるという、洗練された「優しさ」です。

「すみません」と「なんで?」を少しずつ手放していくたびに、心がどんどん軽くなっていきます。

もしあなたも、誰かとの関係に「もどかしさ」を感じているなら、自分の中の「大人スイッチ」を探してみてください。その一歩が、あなたと大切な人の時間を、より自由で豊かなものに変えてくれるはずです。