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感情は多層的! 自分の本当の声を届け相手も許せる会話術【エニアグラムから紐解く】

エニアグラム 会話術

これまで、「ソーシャルスタイル診断で」でコミュニケーションスタイルを学び「交流分析で口癖を修正」してきました。そして最後に行き着くのは「なぜその言葉を選んでしまうのか?」という自分自身の根っこの部分。

そこで「エニアグラム」という鏡に自分を映してみると、人の心は複雑で、けれどとても愛おしい「多層」になっていることがわかります。

エニアグラムとは?9分類に分けることが出来ます。あなたは1~9迄のどのタイプでしょうか?

  1. 改革する人
    正しさ、完璧、
    秩序間違うこと、不完全

2.助ける人
 
愛、感謝、人の役に立つ
 拒絶されること、不要とされること

3.達成する人
 
成功、効率、
 評価失敗、無能だと思われること

4.個性的な人
 
自分らしさ、深み、
 感動平凡、理解されないこと

5.調べる人
 
知識、理解、論理
 圧倒されること、無知であること

6.忠実な人
 
安全、信頼、仲間
 孤立すること、見捨てられること

7.熱中する人
 
楽しさ、自由、可能性
 苦痛、退屈、制限されること

8.挑戦する人
 
強さ、決断、コントロール
 弱さ、支配されること

9.平和をもたらす人
 
平穏、調和、心地よさ
 葛藤、争い、断絶


上記の中から1つ選ぶ、というわけではないので、数は関係なく該当しそうなものを✓してみてくださいね。

例えば、私の場合を例に挙げてみると、下記の様な層を持っていました。

私を包んでいた「厚い殻」

私は、自分の人生の指針=自分の信念には、人を助けるべき、という「タイプ2(助ける人)」が外側にありました。

しかし実はその(タイプ2)の奥には、「改革する人(タイプ1)」「平和をもたらす人(タイプ9)」 という強い信念がある事に気づきました。

さらにまだあります。

その最深部には「もっと自由にワクワクしたい!(熱中する人(タイプ7)」 という熱いマグマが眠っていることに気づきいたのです。

自分の核となる深層部の本音(自由でいたい)を、自分の思う価値観(改革したい、平和でいたい)で隠し、自分より人を優先する(助ける人)という自分なりの正義で ぶ厚く包み、自分を見失ってしまっていたのです。

「びっくりされる私」の正体


結果としてどうなったのかというと、外殻(人を助ける人)により、人を尊重するあまり「いつも謝ってばかりの控えめな人」だと思われていました。

=本来内側にあった自分の核となる本音の部分を必死に抑えて生きてきました。自分の感情に嘘をついていたわけです。

それなのに、時々現れる(タイプ1と9と7)強い正義感や、突拍子もないアイデアと生き方。私の感情の層の隙間から、時々あふれ出す「マグマ」。その両極端にも見える私の姿に、他者にびっくりされたのも一度や二度ではありません。

その為わたしは、”他人は大人しく 人の言う事を聴く私を好み、自我を持った私を嫌う。そう感じて生きてきたかもしれません。

そしてそれは、自分を否定されたと感じる出来事となり、結果として私の言葉は、もっともっと人を気遣うようになり、自分をないがしろ にするようになっていきました。

コミュニケーションは、自分を愛する旅

会話スタイルは以下の2つの大きな影響を受けて作られます。

1. 無意識の「生き残り戦略」(辛い経験)

子供の頃や過去の経験で、「こう言ったら怒られた」「こう振る舞わないと居場所がなかった」という経験をすると、脳はそれを「生存のためのルール」として無意識に書き込みます。

※私の場合)「すみません(AC)」や「外殻のタイプ2(助ける人)」は、過去に「控えめで、役に立つ自分でいることが一番安全だ」と感じた経験から、自分を守るために作られた「盾」だったのかもしれません。

2. 「成功体験」の積み重ね

逆に「こう言ったら喜ばれた」「この話し方で評価された」という経験が、そのスタイルを強化します。

※私の場合)「ワクワク感(FC)」が奥底で大切に守られてきたのは、それが私の本質的な強みであり、かつて人を笑顔にしてきた幸せな体験が根っこにあったからかもしれません。

会話スタイルは人生の記憶に基づいている


きっと私だけではなく、会話スタイルは過ごした人生の記憶に基づき出来上がっていきます。自分の本音を隠し続けるようになった人には、生まれてからこれまでの経験において、無意識下に入ってしまった何かがあるのでしょう。

そして前記事にも書いた私の口癖「すみません」という言葉は、私を守ってくれる外殻になりつつ、同時に 私の本当の姿を相手に届かなくさせていた壁ともなっていました。

殻を脱ぎ捨て、確信を差し出す

ソーシャルスタイル診断、交流分析、そしてこの エニアグラムのトレーニングを通して それに気づいた私は、自分の会話スタイル「すみません」を接頭辞とする口癖を捨てました。その代わり、中身のワクワクをストレートに伝える練習をすることにしたのです。

例)「私なんかが思いついた変なアイデアなのですが、すみません…」 ↓
「誰もが幸せを感じる素敵なアイデアを思いつきました。お時間を頂けますか?」

すると、言葉を変えたことで世界の見え方が変わり始めます。自分を低く見積もるのをやめ、自分の「好き」や「ワクワク」を信じて、大人の言葉(A)で差し出す。

すると、それまでの会話スタイルで、他人に映る”弱そうに見えた私”は消え去り、本来の自分を相手に伝えやすくなりました。

会話から気づく他者への思いやり

会話スタイルや言葉の変更は、自分自身を解放する魔法の呪文になり得ます

言葉の癖や会話スタイルを変えれば、まず自分自身の内面が変わっていきます。そして人が受ける自分の印象さえ変えることが出来ます。

また、会話スタイルが人生の経験から作られている事、それに気づくと、自分だけでなく他者にも優しくなれます。

相手が攻撃的な会話スタイルの人: 「あぁ、この人は強くいないと馬鹿にされるという辛い経験があったのかもしれないな」

相手が冷淡な会話スタイルの人: 「感情を出すと損をするという成功体験(防衛)があるのかもな」

この気づきがもたらすのは、「自分や他人の話し方には『理由』がある」と理解できること。

相手の会話スタイルに気づけるようになれば、それに対して「イライラ」するのではなく、「慈しみや理解」を持って接することができるようになれる=人を理解しようと思う心も生まれるのだと感じます。