何だか分からないけれど、自分に納得がいかない状態が続いている事って、誰しもあります。気晴らしして解消しようと思い、そんなアイデアを探すけれど、なかなか心の奥でしっくりこない。
そんな時は、メタ認知が頭の中で出来ていないかもしれません。
メタ認知とは?
メタ認知とは「自分の考え方や感情を、もう一人の自分が見つめるように観察する力」のことです。
たとえば…
「この考え方はちょっと極端かもしれない」
「今、私は不安を感じているな」
「相手の言葉に反応しすぎてるかも」
こんなふうに、自分の思考や感情を客観的に見つめる力が「メタ認知」です。
メタ認知を使って自分を理解して、自分の心や感情に客観的な目線で気づくこと。それが、精神安定の第一歩。そうすると、他者に優しく声をかけてあげるように、自分に声をかけてあげたり対応してあげることが出来、前に進めようになれます。
メタ認知があると何がいいの?
メタ認知があると、まず感情に振り回されにくくなります。怒りや不安が湧いても、「あ、今こういう気持ちなんだな」と冷静に見つめられるようになります。また、自分の思考のクセに気づけますので、 たとえば「私はすぐに自分を責めてしまうな」と気づけると、そこから優しい言葉を自分にかけてあげられるようになります。
自分への思いやりは、セルフコンパッションと言われます。真面目な人ほど忘れがちになってしまうのですが、とても大切なことです。
結果として、自分に対して優しくなれるだけでなく、対人関係もスムーズになります。相手の言葉に反応する前に「この人はどんな気持ちで言ってるのかな?」と、相手に対してもメタ認知が使えるようになり、相手の感情に意識を向け、考えられるようになります。
そんなメタ認知。ぜひ日常生活で自分の味方にしたいものですが、メタ認知を育てる方法について下記お伝えいたします。
メタ認知を育てる方法
1)「〜だな」と自分に語りかける
例:「私は今、緊張しているんだな」「ちょっと焦っているな」語りかけてあげる事で「自分ごと」との感覚から少し離れ、冷静に自分を見つめ直す練習になります。
2)日記やジャーナリングを書く
自分の気持ちや考えを言葉にすることで、客観的に見つめる練習になります。
3)呼吸に意識を向ける時間をつくる
マインドフルネスのように、今の自分の状態に気づく時間を持つことは大切です。
回避的対処にも使えるメタ認知
メタ認知は「感情のラベル貼り」や「自己観察」を通して、脳の情動反応(扁桃体)を落ち着かせる効果があるとされています。 また、メタ認知が高い人ほど、ネガティブな感情からの回復が早いという研究もあります。
不快な感情や状況を避けることで、一時的に心を守ろうとする行動や思考のパターン(緊張する場面ややりたくない事から逃げる、感情に蓋をして気づかないふりをする等)は、気晴らしにはなっても、根本的な解決にはなりません。
そんな時にもメタ認知は有効です。メタ認知を使って「今の自分の状態を見つめる」と、「いま私は不安を感じているんだな」「この場から逃げたいと感じているんだな」と気づきます。その事に気づきだけでメタ認知になります。
そしてそこから「今日は少しだけやってみよう」「最初の部分だけ試してみよう」など、小さな行動を選べれば、そのときは自分に問いかけてあげます。もし無理だとしたら「逃げたくなるのも当然だよね」「よくここまで頑張ってるよ」と自分への優しさ=セルフコンパッションを持って、自分に声をかけてあげましょう。
メタ認知に気づくと、自分の生き方がぐっと楽になりますよ。

